営業の世界では、
成功体験は「武器」だと思われている。
・このトークで売れた
・この切り口が刺さった
・この距離感が正解だった
多くの営業は、
この成功体験を積み上げ、
それを再現しようとする。
だが、
トップ営業は真逆の行動を取る。
彼らが最も警戒するのは、
自分自身の成功体験だ。
- 成功体験は営業を伸ばすが、同時に壊す
- 成功体験が前提になる瞬間
- トップ営業は「当てに行く営業」を最も嫌う
- 成功体験が強いほどズレに気づけない
- トップ営業が成功体験を疑う最大の理由
- 「前もこれで売れた」という思考の正体
- トップ営業は自分の安心を信用しない
- 成功体験が営業を鈍らせる瞬間①
- 成功体験が営業を鈍らせる瞬間②
- 成功体験が営業を鈍らせる瞬間③
- トップ営業がやっている成功体験との向き合い方
- トップ営業はこう考えている
- 成功体験を疑う営業ほど、顧客をよく見る
- 成功体験を疑えない営業の特徴
- トップ営業が定期的にやっていること
- 「なぜ勝てたか」を疑う意味
- 成功体験を疑うのは怖い
- トップ営業は「不安定」を受け入れている
- 成功体験を疑える営業が長く勝ち続ける
- 成功体験を疑うためのシンプルな問い
- 成功体験を手放すと起きる変化
- トップ営業は成功体験を「捨て続ける」
- まとめ
成功体験は営業を伸ばすが、同時に壊す
成功体験がもたらすメリット
・自信がつく
・判断が早くなる
・迷いが減る
ここまでは正しい。
問題はその先
成功体験は、
知らないうちに
「思考の前提」になる。
成功体験が前提になる瞬間
無意識に起きている変化
・このタイプの顧客はこう
・この業界はこう
・ここまで聞けば次は提案
本人は柔軟にやっているつもりでも、
実際は“当てに行っている”。
トップ営業は「当てに行く営業」を最も嫌う
なぜなら営業は再現ゲームではない
顧客は毎回違う。
状況も、温度も、背景も違う。
それなのに、
過去の正解を持ち込むと、
必ずズレが生じる。
成功体験が強いほどズレに気づけない
売れている営業ほど危険
・数字が出ている
・評価されている
・自信もある
だから、
ズレを修正しにくい。
トップ営業が成功体験を疑う最大の理由
成功体験は「思考を省略させる」
本来、
顧客理解には
時間と集中力が必要だ。
だが成功体験は、
思考をショートカットさせる。
「前もこれで売れた」という思考の正体
それは、
顧客ではなく
自分の安心感を見ている状態。
トップ営業は自分の安心を信用しない
安心=正解ではない
安心して話せる
=顧客が納得している
とは限らない。
成功体験が営業を鈍らせる瞬間①
質問の質が落ちる
本当は聞くべきことを聞かなくなる
・確認が雑になる
・深掘りを省く
・結論を急ぐ
なぜなら、
「もう分かっているつもり」だから。
成功体験が営業を鈍らせる瞬間②
顧客の違和感を拾えなくなる
顧客は微妙なズレを感じている
・話は合っている
・でも何か違う
この“何か”に、
気づけなくなる。
成功体験が営業を鈍らせる瞬間③
説明が増える
ズレを説明で埋めようとする
顧客が乗ってこない
→説明を足す
→さらにズレる
典型的な負のループ。
トップ営業がやっている成功体験との向き合い方
成功体験を「仮説」として扱う
正解ではない。
あくまで仮説。
トップ営業はこう考えている
「今回は通用するか?」
「今回は外れるかもしれない」
この前提で商談に入る。
成功体験を疑う営業ほど、顧客をよく見る
観察の精度が変わる
・言葉の選び方
・間
・目線
・沈黙
細部を拾える。
成功体験を疑えない営業の特徴
自分の型を守ろうとする
・崩したくない
・失敗したくない
・評価を落としたくない
結果、
顧客から遠ざかる。
トップ営業が定期的にやっていること
勝ちパターンの解体
・なぜ売れたかを細かく分解
・再現できない要素を切り捨てる
・顧客要因と自分要因を分ける
「なぜ勝てたか」を疑う意味
失注より、
成約の方が学びが深い。
成功体験を疑うのは怖い
自分が空っぽになる感覚
・自信が揺らぐ
・軸がなくなる
だが、
それを通過した先にしか成長はない。
トップ営業は「不安定」を受け入れている
安定しているように見えて、
内側は常に不安定。
成功体験を疑える営業が長く勝ち続ける
営業は、
変化に適応した者が勝つ。
過去に適応した者ではない。
成功体験を疑うためのシンプルな問い
「今回は、
前回と何が違う?」
この一問だけで、
思考はリセットされる。
成功体験を手放すと起きる変化
・質問が深くなる
・商談が短くなる
・顧客の本音に近づく
結果、
成約率が上がる。
トップ営業は成功体験を「捨て続ける」
成功体験は、
持ち続けるものではない。
使ったら、
疑って、
壊して、
更新する。
まとめ
トップ営業が最も疑っているのは、
競合でも、顧客でもない。
自分自身の成功体験だ。
・成功体験を正解にしない
・常に仮説として扱う
・ズレを前提に商談に臨む
この姿勢こそが、
成果を出し続ける営業を作っている。
売れなくなる営業は、
成功体験にしがみつく。
売れ続ける営業は、
成功体験を疑い続ける。

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